虫の多い時期のキャンプ、蚊に悩まされる経験はありませんか?
キャンプでは自然を楽しむ一方で、蚊による虫刺されは楽しさを半減させてしまいます。
そこで様々な蚊対策をすると思うのですが、その中でも蚊取り線香は代表的なアイテム。
そんな蚊取り線香ですが、
- 様々なメーカーから販売されていて、どれがいいのか分からない。
- 何か違いはあるの?
- キャンプにおすすめの蚊取り線香を知りたい。
と感じている人も多いです。
そこで本記事では、蚊取り線香の正しい選び方からキャンプにおすすめの蚊取り線香、効果的な配置場所まで網羅的に解説しています。
この記事を読み終えると、あなたも蚊に悩まされることなくキャンプを満喫できるようになるでしょう。
キャンプで蚊取り線香は必要なのか?
蚊の多い夏のキャンプで、蚊取り線香は本当に必要なのか。荷物を増やしてまで持っていくべきなのか。
蚊取り線香の必要性と、メリット・デメリットについて紹介していきます。
キャンプを快適に過ごすために蚊取り線香は必須
結論、蚊の多い夏のキャンプを快適に過ごしたいなら蚊取り線香は必須です。
自然の中で過ごす時、蚊に刺されるのは避けられません。そんな虫刺されを防ぐために、蚊取り線香がとても役立ちます。
蚊取り線香には屋外用の強力なタイプもあり、実際に使用すると蚊に刺されることが少なくなったと体感できるはずです。
したがって、快適にキャンプを楽しみたいなら、蚊取り線香は必須アイテムといえます。
蚊取り線香のメリット・デメリット
蚊取り線香は、お手軽に蚊対策ができ空間をバリアできるメリットがあります。
その反面、煙とニオイが発生するのも事実。
しかしながら、嫌なニオイがしないようにこだわっているメーカーさんもあるため、それほど気にする必要はないと感じています。
屋外での蚊取り線香は効果があるないで賛否両論ありますが、個人的には効果を感じているので、キャンプの蚊対策としておすすめしたいです。
蚊取り線香の選び方
蚊取り線香は選び方を理解することで、より効果的に蚊を避けることができます。
そして蚊取り線香を選ぶときに見るべきポイントは2つです。
屋外用のものを選ぶ
蚊取り線香には屋内用と屋外用があるので、キャンプでの使用目的なら屋外用のものを選ぶようにしましょう。
屋外用の蚊取り線香は、広い範囲をカバーできるように分厚く作られています。
分厚く作られていると煙量も多くなるため、より広い空間をバリアできます。
なので、キャンプでは屋外用の煙が多く発生するタイプを購入すると効果的です。
有効成分はメトフルトリンが最強
蚊取り線香を選ぶ際には、有効成分がメトフルトリンのタイプを選ぶと良いです。
メトフルトリンは蚊を寄せ付けない効果が高く、その効力は他の成分よりも強力です。
また殺虫効果もあるため、蚊を寄せ付けないと同時にやっつけてくれます。
キャンプ界隈で大人気の森林香の主成分も、メトフルトリンとなっています。
蚊取り線香を選ぶ際には有効成分を確認するようにして、メトフルトリンが含まれているものを選ぶようにしましょう。
キャンプで最強の蚊取り線香4選
上記の蚊取り線香の選び方を踏まえて、おすすめの蚊取り線香4選を紹介します。
サクッと比較を知りたい人は、下記の早見表を参考にしてください。
商品画像 | ||||
適応害虫 | ユスリカ、チョウバエ、アブ | ユスリカ、アブ、ブユ(ブヨ) | 蚊成虫 | 蚊成虫 |
有効成分 | メトフルトリン | メトフルトリン | メトフルトリン | メトフルトリン |
1巻の燃焼時間 | 約5時間 | 約4時間 | 約5時間 | 約5時間 |
煙量 | 普通 | 多い | 少ない | 少ない |
ニオイ | 普通 | きつい | あまりしない | あまりしない |
メーカー | 児玉兄弟商会 | アース製薬×Coleman | キャプテンスタッグ×住友化学園芸 | ライオンケミカル |
パワー森林香
蚊取り線香といったら『パワー森林香』というぐらいキャンパーに大人気の商品です。
虫除け線香で何を買うか迷ったら、パワー森林香を購入しておけば間違いありません。
煙量も多くニオイもあまり気にならないレベルなので、バランスが良く使いやすい商品です。
強いてデメリットをあげるとすれば、ヤニが付きやすいこと。
とはいえ、どの商品でも少なからずヤニはつくのでそれほど気にすることもなく、虫除け効果に期待できる商品になります。
コールマン アース極太虫よけ線香
キャンプ用品で有名なColemanとアース製薬がコラボして販売しているのが『アース極太虫よけ線香』です。
煙量は今回紹介している4つの中で1番多く感じたので、虫除け効果も期待できます。
ただし、ニオイも4つの中で1番きついうえに、ビャクダンの香りは好みが別れそうなニオイです。
とはいえ、蚊取り線香は虫除けできてなんぼの商品なので、煙量の多い『アース極太虫よけ線香』は虫除け効果に期待できるおすすめの商品です。
僕はビャクダンの香り、少し苦手でした。
キャプテンスタッグ 鹿番長印ノ蚊取線香
キャンプ用品で有名なキャプテンスタッグと住友化学園芸がコラボして販売しているのが『鹿番長印ノ蚊取線香』です。
一見するとニオイがきつそうな外箱ですが、実際にはあまりニオイがしない使いやすい蚊取り線香です。
煙量は、今回紹介している4つの中でも少ないレベルでした。
煙量が少なくニオイもあまりしない商品なので、煙やニオイに敏感な人におすすめの商品です。
僕はテントの中で蚊取り線香を焚きたいときに使ってます。
ライオン かとりせんこう厚太
蚊取り線香発祥の地と呼ばれている和歌山県に拠点を置くライオンケミカルから販売されているのが『かとりせんこう厚太』です。
こちらの商品ですが、使用感は『鹿番長印ノ蚊取線香』とほぼ一緒です。
煙量は今回紹介している4つの中で最も少ないレベルで、ニオイもあまりしません。
したがって『キャプテンスタッグ 鹿番長印ノ蚊取線香』と同様に、煙やニオイに敏感な人にオススメの商品になります。
僕は高価な蚊取り線香ホルダー用に、『ライオン かとりせんこう厚太』を使っています。煙量が少なければヤニもあまり付かないので、きれいな状態を保ちたい蚊取り線香ホルダーを使うときにおすすめです。
効果が期待できる蚊取り線香の置き方や個数は?
蚊取り線香は、置き方や個数によってその効果は大きく変わります。
蚊取り線香の煙は風向きに影響を受けるため、風向きを考慮した配置が必要です。また、個数を増やすことで効果範囲を広げることが可能です。
具体的には、以下の3点を意識すると良いでしょう。
風上に置く
蚊取り線香は、風上に置くと効果的です。
蚊取り線香の煙は風に流されて広がるため、風上に置くことで自分のキャンプサイトに広がります。
すると自分のキャンプサイトを蚊からバリアできます。
したがって、蚊取り線香をおくときには風の流れを意識して、風上に置くようにしましょう。
四隅に置くと効果大!現実的には2個
蚊取り線香はサイトの四隅に置くことで、その効果が大きく増します。
1つの蚊取り線香の効果範囲は限られていますので、広範囲をカバーするには複数の蚊取り線香を使う必要があります。
屋外用の蚊取り線香で半径3mほどの効果範囲です。なので1つの蚊取り線香で6m×6mの空間をバリアできるイメージです。
キャンプサイトは、一般的に10m×10mぐらいのサイトが多いので、2個設置すれば自分のサイトをカバーできます。
それでも心配な人は、四隅に置くとより効果的ですがその分コストもかかるので注意しましょう。
地面には置かない
蚊取り線香は、地面に直接置かない方が良いです。
地面に置いておくと蹴とばしたりして危ないですし、接触してヤケドをする可能性もあります。
蹴った先にテントがあって穴が開いてしまっては目も当てられませんし、最悪火災も考えられます。
特に小さいお子さんがいらっしゃる方は、絶対に地面に置かないように。
蚊取り線香が活躍する夏の季節はサンダルを履いていることも多いので、ヤケドの危険性も高まります。
したがって蚊取り線香は、安全に配慮して設置するようにしましょう。
吊り下げるタイプの蚊取り線香ホルダーだと安心です。
蚊取り線香ホルダーにもこだわって安全&オシャレに!
蚊取り線香ホルダーを使うことで、安全性とおしゃれさを両立できます。
蚊取り線香はヤケドや火災のリスクがあり、またその見た目はキャンプの雰囲気を損なう可能性もあります。そのためホルダーにこだわることで、安全性を確保しながらキャンプの雰囲気を保つことができます。
たとえば木製のオシャレな蚊取り線香ホルダーを使うことで、キャンプサイトが一層ナチュラルな雰囲気になります。
お手軽に入手したい場合は、100均でも販売されています。
また吊り下げるタイプであれば、地面に直接置かずに済むため、ヤケドのリスクを軽減できます。
蚊取り線香ホルダーを活用することで、安全性を確保しながらもキャンプをより楽しむことができます。
なお、キャンプにおすすめのおしゃれな蚊取り線香ホルダーは、こちらの記事で特集しているので参考ください。
蚊取り線香の保管方法
蚊取り線香は、直射日光や湿気を避けて保管しましょう。
適切に保管していれば3年を過ぎても問題なく使用できるので、ワンシーズンで使いきる心配もいりません。
特に湿気を吸うと火がつきにくくなってしまうので、ジッパー付きの袋などに入れると良いです。
ヘビーキャンパーでもなければワンシーズンで使い切るのは難しいので、適切に保管して次のシーズンも使えるようにしておくと経済的です。
蚊取り線香以外の蚊対策3選
蚊取り線香以外の蚊対策を併用することで、さらに蚊に刺されなくなるので3つ紹介します。
①虫除けスプレー
蚊取り線香と同様に、蚊対策の定番と言ったら虫除けスプレーです。
蚊取り線香は空間をバリアする蚊対策なので、効果範囲から出てしまうともちろん効果がありません。
それに対して虫除けスプレーは直接身体に塗布するため、どこに行っても効果が得られます。
キャンプ中は、トイレに行ったり散策したりと動き回ることが多いため、蚊取り線香と虫除けスプレーを併用すると効果的です。
②汗をかいたら拭く
汗は蚊を引き寄せるため、汗をかいたらこまめに拭きましょう。
蚊は人間の体温や汗の匂いに引き寄せられます。そのため、汗をかいたら拭くことで、蚊が寄ってくるのを防げます。
夏場のキャンプでは汗をかくことも多いので、少し意識しているだけでも刺されにくくなります。
③蚊が多いキャンプサイトを選ばない
そもそも蚊が多い場所を避けることも重要な対策の一つです。
キャンプサイト選びにより蚊の発生状況は大きく変わります。湿地や木陰など蚊が発生しやすい場所を避けることで、蚊の被害を減らすことが可能です。
たとえば高地や海岸などは一般的に蚊が少ないので、高原などを選ぶようにすると蚊の被害も少なくなります。
そのうえで、蚊取り線香などの蚊対策をバッチリ行えば、蚊に刺される回数もグッと減るでしょう。
まとめ:蚊取り線香を準備して快適なキャンプを!
キャンプは自然と一体になる楽しみがありますが、その一方で蚊から身を守るための対策も必要です。
本記事では、キャンプでの蚊対策としてとても有効な蚊取り線香にフォーカスして解説しました。
蚊取り線香はその効果を最大限に発揮するために、有効成分にメトフルトリンを含むものを選ぶことが重要です。さらに、蚊取り線香を風上に複数配置することで、より蚊対策が効果的になります。
蚊取り線香だけでなく、虫除けスプレーなどの蚊対策も組み合わせて快適にキャンプを楽しんでください。
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