・初めてキャンプをするから、焚き火でどれくらい薪を使うか分からない。目安を教えてほしい。
・薪選びのポイントや、売っている場所も知りたい。
こんな疑問にお答えします。
キャンプ初心者の方だと、焚き火でどれくらい薪が必要か分りませんよね。
結論、薪1束で2~4時間くらいの消費量です。
一概に2~4時間といっても、
- 火の大きさ
- 薪の種類
- 風の強さ
などにより変わってくるので、掘り下げて解説していきます。
この記事を読むと、焚き火に必要な薪の量から薪の特性まで分かるので、薪の買い方が上手になりますよ。
それでは本題へいきましょう。
焚き火で使う薪の量は?目安は1束で2~4時間
結論、焚き火で使う薪の量の目安は、「1束で2~4時間」と思っておいてOKです。
※おおよそ1束6~8kgで計算しています。
2時間と4時間では燃焼時間に2倍の差があるけどなぜ?
焚き火をする条件により、薪の消費量が大きく変わってくるからです。
当然ですが、薪をたくさんくべて炎を大きくすれば、薪の消費も早くなります。
そして、風が強いとよく燃えますし、薪の種類でも火持ちが全く変わってきます。
その中でもとりわけ影響が大きいのが「薪の種類」です。
薪の種類について、深掘りして解説していきますね。
薪の種類は2つ【針葉樹と広葉樹】
薪の種類は大きく分けて2種類です。
薪の種類
- 針葉樹
- 広葉樹
それぞれの詳しく解説していきます。
針葉樹
針葉樹の特徴は以下の通りです。
針葉樹は燃えやすいので、焚き付けに適していますが、火持ちは悪いです。
油分を多く含んでいるためススが出やすく、料理には適していません。
食材や鍋の底が黒くなってしまいます。
なので、火付けのときだけに針葉樹を使うのがオススメです。
僕は焚きつけに針葉樹を使って火が大きくなってきたら、広葉樹を燃やしています。
それでは、代表的な針葉樹を紹介します。
針葉樹の代表といえば、スギやヒノキでしょう。
スギ | ヒノキ | |
---|---|---|
燃えやすさ | ||
火持ちの良さ | ||
価格 |
針葉樹は火がつきやすく価格も安いため、初心者向けといえますね。
広葉樹
つづいて、広葉樹の特徴は以下の通りです。
広葉樹は燃えにくいが火持ちが良いので、炎が安定してきたら広葉樹をくべるのが賢い使い方です。
ススも少なく火力も安定するため、料理にも適しています。
ただし、価格は針葉樹より高いです。
煙を気にする人にも広葉樹はうってつけですよ。
代表的な広葉樹は以下の3種類です。
「薪の王様」として君臨するのが樫。
樫は火持ち、火力ともに抜群で非常に硬いのが特徴です。
みなさんご存知の備長炭は、樫から作られていますよ。
近年の注目株として人気が高いのがクヌギ。
乾燥期間が短くてもよく燃えてくれて、火持ちも非常に良いです。
広葉樹の中でも燃えやすいのがナラ。
燃えやすいうえに火持ちも良く価格もお手頃なため、非常にコスパの良い広葉樹になります。
樫(カシ) | クヌギ | ナラ | |
---|---|---|---|
燃えやすさ | |||
火持ちの良さ | |||
価格 |
広葉樹は燃えやすさで針葉樹に劣りますが、小さく割ることでそのデメリットも解消できます。
薪を選ぶときのポイント
薪を買おうと思うんだけど、選ぶときのポイントってある?
ネットで薪を買おうとすると、同じ薪でも販売店がたくさんあって、どこで買おうか迷いますよね。
そんなときにチェックしてほしいポイントは以下の通り。
薪を選ぶときのポイント
- 含水率
- 太さ
含水率
薪を買うときに是非ともチェックしてほしいのが含水率。
なぜなら、含水率が高いと燃えにくく煙も多く出るので、とても扱いにくいです。
ネットの場合だと、たいてい商品の概要に含水率が記載されているので、含水率20%以下の薪を選ぶようにしてください。
価格は若干高くなってしまいますが、燃えない薪は思ってるよりストレスになりますよ。
薪の乾燥具合は必ずチェックするようにしてください。
太さ
焚き火初心者の方は、薪の太さにも注目してください。
なぜなら、薪が太いだけでとても燃えにくくなるからです。
キャンプ場でも、太い薪を使って全然火がつかずに困っている方を見かけます。
太めの薪は、バトニングを楽しむためにわざと細くせずに売っているので、バトニングをしないのであれば太めの薪は買わないようにしてください。
太い薪はほんとに燃えないので注意してください。
初心者の方は扱いやすい細めの薪をオススメします。
薪が売っている場所4選
薪ってどこで買えるの?
と、思う人もいると思うので薪が売っている場所を紹介します。
ホームセンター
ホームセンターは全国各地にあり気軽に行けるので、薪を入手しやすい場所ですね。
ホームセンターで薪を買うメリットとデメリットは以下の通り。
針葉樹と広葉樹のどちらかしか売ってなかったり、薪の種類も全然ありません。
お手軽に入手できる反面、良質な薪は売ってないって感じです。
僕は急に焚き火がしたくなって薪がない時に活用しています。
ネットショッピング
ネットショッピングは良質な薪が売っていますし、種類も豊富で好きな薪を選べるためオススメです。
ネットショッピングで薪を買うメリットとデメリットは以下の通り。
ホームセンターに比べ価格は高くなりますが、よく乾燥した薪が入手できます。
ただネットだと販売店も多いので、どこで買うか迷うこともあります。
煙が気になる方は、よく乾燥した薪を買うのがオススメ!
薪屋さん
よく乾燥した薪が安く買えるコスパ最強なのが薪屋さんです。
薪屋さんで薪を買うメリットとデメリットは以下の通り。
薪屋さんってどこにでもある訳ではないので、場所によっては利用できない方もいるかと思います。
それと、広葉樹ばかりいっぱい欲しくても、「広葉樹は少しにしてね~ごめんね」と言われることも、、、。
それでも、乾燥した薪が低価格が手に入る薪屋さんはとても魅力的です。
近くに薪屋さんがある方は、ぜひ利用してみて下さい。
キャンプ場
キャンプ場で薪を買う人って多いのではないでしょうか。
キャンプ場で薪を買うメリットとデメリットは以下の通り。
キャンプ場で薪を買う1番のメリットは、キャンプの荷物が減ることでしょう。
ただ、キャンプ場によっては販売していない所もありますし、キャンプ場によって薪の
- 価格
- 乾燥具合
- 種類
もバラバラです。
少しでもキャンプの荷物を減らしたい方にはオススメです。
まとめ:焚き火で使う薪の量は体感で覚えよう!
今回は、焚き火で使う薪の量について解説しました。
焚き火で使う薪の量まとめ
- 薪1束で約2~4時間の消費量
- 薪の種類、炎の大きさ、風の強さにより変わる
- 針葉樹は燃えやすいが火持ちが悪い
- 広葉樹は燃えにくいが火持ちが良い
あとは実際に経験して体感することで、おのずと分かってきます。
キャンプ初心者の方は念のため、キャンプ場に薪が売っている所の方が安心できますね。
それではまたっ!
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