・焚き火のやり方を知りたい
・焚き火をするのに必要な道具も知りたい
・初心者が焚き火で失敗しないためには?
こんな疑問にお答えします。
キャンプの醍醐味といったら焚き火ですよね。
しかし、やり方や必要な道具を知らないまま焚き火をすると失敗する可能性も・・・。
そんなキャンプ初心者の方でも安心して焚き火を楽しめるように、必要な道具から注意する点まで網羅的に解説していきます。
この記事を読み終えると、失敗せずに安心して焚き火を楽しめるようになりますよ。
焚き火をするのに必要な道具6つ
焚き火をするのに必要な道具は以下の6つです。
- 焚き火台
- 火バサミ・トング
- 焚き火用グローブ
- チャッカマン
- 着火剤
- 薪
1つずつ、用途を紹介していきます。
①焚き火台
キャンプ場では、焚き火台いらないのでは?
と思うかもしれませんが、これからキャンプを始める方は焚き火台は必須になります。
なぜなら、キャンプ場でも直火NGのキャンプ場が多いからです。
直火OKのキャンプ場を探すのもありですが、選択肢が狭くなってしまいます。
これからキャンプを始める方は、焚き火台を持っておきましょう。
ちなみに僕はスノーピークの焚き火台を愛用しています。
下記の記事でレビューしているので、気になる方は参考にしてください。
②火バサミ・トング
薪をくべたり熾火になった薪を動かすときに使います。
長くてしっかり掴めるタイプだと使いやすくて良いです。
③焚き火用グローブ
焚き火の世話をしていると火の粉が飛ぶことがあるので、「焚き火用グローブ」をして手を守りましょう。
また、バトニングをする際など手を切ってしまう可能性があるため、手の保護は確実に。
キャンプにおすすめのグローブは下記に記事で解説しているので、チェックしてみてください。
④チャッカマン
火をつけるには「チャッカマン」がオススメ。
ライターでも良いのですが、柄が長いチャッカマンのほうが何かと便利ですよ。
SOTOのスライドガストーチが使いやすくて超おすすめ。
キャンプに慣れてきたら、「ファイヤースターター」にも挑戦すると楽しいですよ。
⑤着火剤
着火剤があると簡単に火をつけられるので、初心者の方は持っておくと安心です。
新聞紙や牛乳パックを使ってもいいですが灰が飛びやすいので、混んでいるキャンプサイトでの使用は控えましょう。
慣れてきたら、麻紐やフェザースティックを使った着火にも挑戦するとキャンプを楽しめますよ。
苦労して火をつけると喜びもひとしおです。
⑥薪
多くのキャンプ場で売っているので、荷物を少なくしたい場合はキャンプ場で買うのがオススメです。
ただし、キャンプ場で売っている薪は針葉樹が多いので、広葉樹が必要な方はネットやホームセンターで事前に買っておきましょう。
- 針葉樹:火がつきやすいが、すぐに燃え尽きてしまう。
- 広葉樹:火がつきにくいが、火持ちが良い
初心者の方は薪の種類をそこまで気にする必要はなく、針葉樹を多めに用意しておけばOKです。
ザックリとした目安ですが、一束で2~3時間もちますよ。
薪についてあまり分からない方は下記の記事で解説しているので、是非チェックしてみてください。
【初心者向け】失敗しない焚き火のやり方
それでは初心者でもスムーズに焚き火をできるように、ていねいに解説していきます。
焚き火台を設置
まずは、焚き火台を設置します。
焚き火台を設置する際の注意点は以下の通り。
上記の注意事項を守って、安全に焚き火ができる環境にしましょう。
ナイロンやポリエステルで作られているタープやテントは、火の粉が飛んだだけでも穴が開いてしまうので注意してください。
逆に燃えにくい素材は「コットン」や「ポリコットン」です。
焚きつけの準備
焚き火台の上に燃やすものを置いていきます。
以下の手順に従って、下から順番に組み上げてください。
- 着火剤を置く
- 小枝やマツボックリを置く
- 細めの薪を置く
- 太めの薪を置く
まず着火剤を一番下に置いて、その上に小枝やマツボックリなどをなるべく密集させて置きます。
小枝の上に「細めの薪」を置いて、更に上に「太めの薪」を置いたら完了です。
組み終えたらいよいよ着火です。
焚きつけに着火
チャッカマンを使って着火剤に火をつけます。
着火剤に引火したらしばらく放置。
最初は熱や炎が分散されるので、風を送り込む必要はありません。
細い薪に確実に火がつくまで、なるべく放置してください。
触りたくなっちゃいますがここはグッと我慢です。
細い薪に火がついたら、空気を送り込んで全体に火をまわしましょう。
火が育ってきたら、太い薪を追加していきます。
薪に炎がかからないときは、火バサミやトングで薪を移動させ、薪全体を燃やします。
すると薪が炭火になっていくので、炭火になった薪を中央にまとめましょう。
中央にまとめることで安定した火力を得られます。
ここまできたらもう消える心配はいりません。
薪を追加しつつ、焚き火を楽しみましょう。
焚き火は片付けも大切
焚き火を終えたら、その場をキレイに片づけましょう。
片付ける際に、絶対やってはいけないNGな行為もあるので、気を付けて下さい。
まだ熱を持った焚き火台に水をかけると、急な温度変化から変形する可能性があります。
マナーを守って気持ちよく焚き火を終えましょう。
焚き火初心者が持っておくと良い道具3選
焚き火をするのに必須ではないものの、持っておくと便利な道具を紹介します。
薪を運ぶのに便利な「ログキャリー」
キャンプ場で薪を買う方は、持ち運びしやすい「ログキャリー」があると便利です。
キャンプ場によっては、たくさん歩く場合もあるため重宝します。
芝生へのダメージを防ぐ「焚き火シート」
芝生のキャンプ場へ行く方は、「焚き火シート」を持参しましょう。
芝生は焚き火の熱で枯れてしまうこともあるため、防熱素材の焚き火シートがオススメです。
自然を感じるキャンプだからこそ、環境に配慮したいです。
簡単に火力調節できる「火吹き棒」
持っておくと便利な道具の中でも、1番オススメなのが「火吹き棒」です。
楽な体制で簡単に火力をUPさせることができます。
団扇(うちわ)でよくない?
って思いますよね。僕もずっと団扇を使ってましたから。
しかし、1度「火吹き棒」を使ったらもう手放せなくなりました。
椅子に座ったまま簡単に火力を上げられるので、焚き火で疲れることもありませんよ。
騙されたと思って使ってほしいギアです。
焚き火をする際の注意点
焚き火初心者の方が見落としがちな、焚き火をする際の注意点を紹介します。
火の粉から肌を守る焚き火ウェアを着用する
焚き火の世話をする方は、「焚き火ウェア」を着用すると火の粉で火傷せずにすみますよ。
ポリエステルなどの化学繊維は燃えやすいので、火の粉で服が穴だらけになってしまいます。
夏場でも、夏用の防火ウェアが売っているので着用して肌を守りましょう。
僕は、ポケットの多い難燃性エプロンを着用しています。
もしものときに備え水を用意する
最悪の事態を想定して、水は必ず用意してください。
火のトラブルは、水で対処できることが多いです。
- 火の粉が近くの落ち葉に飛んで燃える
- 子どもが焚き火台を触り火傷してしまう
こんな時でも水があれば柔軟に対応できます。
水は何かと使うことが多いため、ウォータータンクに入れておくと使い勝手がいいですよ。
安易に薪割りをしない
薪割りをするなら、解説動画などを見てから行うようにしてください。
斧や鉈は安易に使う道具ではないです。
実際に、子どもに薪割りをさせて悲惨な事故になったケースもあります。
なので、安全に薪割りをするやり方を学んだうえで行ってください。
薪割りは、細心の注意をはらって行いましょう。
おまけ:インスタ映えするレインボー焚き火
少し違った焚き火の楽しみ方を紹介します。その名も「レインボー焚き火」。
焚き火の炎がレインボーになり幻想的な世界へ導いてくれます。
やり方は簡単で、「Magic Fire」などのレインボー焚き火の元をネットやホームセンターで買い、焚き火に投入するだけ。
すると焚き火の炎がレインボーに。Magic Fireだと30分ほど持続します。
子どもたちも喜びますし、インスタ映えにも使えますよ。
まとめ:焚き火のやり方をマスターして良いキャンプライフを
今回は焚き火のやり方を紹介しました。
焚き火をするのに必須な道具は以下の通り。
経験に勝るものはないので、とりあえず道具をそろえて焚き火をしちゃいましょう。
自分が思っているより焚き火っていいですよ。
意外と知られていない焚き火の効果を、以下の記事で紹介しています。
それではまたっ!
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