- 二次燃焼ってなに?
- 二次燃焼のメリットとデメリットは?
- 二次燃焼の焚き火台はどんなのがある?
このような疑問にお答えします。
キャンプや焚き火に興味があると、たびたび目にする二次燃焼。
二次燃焼っていう言葉は知っているけど、仕組みまで理解している人は少ないのではないでしょうか。
そこで本記事では、二次燃焼の仕組みやメリット・デメリット、二次燃焼する焚き火台までご紹介します。
この記事を読むことで、二次燃焼の魅力が分かり焚き火がもっと好きになりますよ。
二次燃焼に少しでも興味がある方は、是非チェックしてみて下さい。
二次燃焼とは?
二次燃焼とは、一次燃焼で燃えきらなかった可燃ガス(煙)に高温の空気を送り、再度燃焼させることを言います。
一般的な焚き火は、薪が高温で熱せられて可燃ガスが発生し、その可燃ガスに火がついて炎となり燃えていきます。
しかし、温度が低いため不完全燃焼を起こして、燃えきらなかった可燃ガスが煙として残ってしまいます。
二次燃焼は、その煙に高温の空気をあてて再度燃やすということです。
そのため、煙と臭いがほとんど発生しないのが特徴になります。
庭で焚き火をしたいけど、煙や臭いが気になるときなどに二次燃焼はもってこいです。
庭で焚き火をするときに知っておくべきことを、下記の記事で解説しているので、庭で焚き火をしたい方はチェックしてみてください。
二次燃焼は何度から起こる?
二次燃焼の焚き火台を使用すれば必ず二次燃焼が起こるという訳ではなく、炉内の温度が低いと二次燃焼しません。
二次燃焼は何度から起こるの?
おおよそ、100~200℃くらいから二次燃焼が起こると言われています。
なんかイメージ湧きません!
要するに、ある程度薪を燃やさないときれいな二次燃焼は発生しないということです。
下の画像はきれいに二次燃焼しているときのです。「炎のスジ」が発生するので、すぐに分かると思います。
二次燃焼させる条件をまとめると
- 二次燃焼の焚き火台が必要
- 炉内を高温にする必要がある
したがって、二次燃焼の焚き火台を買ってきてちびちび薪を燃やしても二次燃焼は起こらないので、注意してくださいね。
二次燃焼させるには、炉内の温度も重要!
二次燃焼する焚き火台ランキング
二次燃焼させる条件が分かったところで、二次燃焼するおすすめの焚き火台をご紹介します。
強引にランク付けしていますが、全ておすすめの焚き火台です。
1位:SOLO STOVE(ソロストーブ)
二次燃焼の焚き火ストーブといったらSOLO STOVE(ソロストーブ)です。
多くのキャンパーが愛用していて、実力もおりがみつきです。
簡単に特徴をまとめると
- 独自の構造で効率良く燃焼する
- 継ぎ目のない構造は高い耐久性を誇る
- 小枝や松ぼっくりで誰でも簡単に火をつけられる
といった感じ。
類似品が多数販売されていますが、元祖はこのSOLO STOVE(ソロストーブ)になります。
真似されるということは、良い商品だということですね。
サイズも6種類あり、自分の用途に合わせて選べます。
二次燃焼の焚き火台を買うなら真っ先に候補に挙がる品物です。
2位:富士見産業 フレイムストーブ
いわゆるSOLO STOVE(ソロストーブ)の類似品だと、僕は認識しています。
ただし、その実力は本物。
YouTubeにも多くの方がレビューをあげていて、高評価が多いです。
しかも、ほぼ同サイズのSOLO STOVE Rangerの約半分の値段で買えてしまいます。
- SOLO STOVE Ranger ¥36,300(税込)
なので、二次燃焼を楽しみたいけどSOLO STOVEは高くて手が出ない方に、フレイムストーブは超おすすめです。
動画を見る限り、SOLO STOVEと遜色ない二次燃焼を見せてくれます。
価格と性能の両方から見ても、とても満足できる商品だと思います。
3位:FEUERHAND(フュアーハンド) パイロン
ランタンで有名なFEUERHAND(フュアーハンド) から販売されている二次燃焼焚き火台です。
縦長の構造なので二次燃焼をしっかり起こしてくれます。スタイリッシュなデザイン性も高評価です。
僕の経験だと縦長の構造の方が、きれいに二次燃焼を起こします。
したがって、FEUERHAND(フュアーハンド) パイロンなら本格的な二次燃焼を楽しめるでしょう。
家族で豪快にキャンプファイヤーを楽しみたい方におすすめの商品です。
4位:Mt.SUMI(マウントスミ)Bud Bonfire バッドボンファイヤー
Mt.SUMI(マウントスミ)の焚き火台の特徴は以下の通り。
- 40cmの薪が入る大き目のサイズ
- 分解できてコンパクトに収納できる
- 縦型構造のものより二次燃焼力は劣る
40cmの薪がスッポリ入るのはグッドポイント。だいたいの薪が40cm以下で販売されていますから。
それでいて、コンパクトに収納できるのも魅力的です。
ただ今回紹介している焚き火台の中では、二次燃焼力は低めだと感じています。
なのでMt.SUMI(マウントスミ)の焚き火台は、コンパクトに収納できてなおかつ二次燃焼も楽しみたい方に向いています。
メインの焚き火台としても使えて、しかも二次燃焼もしてくれるという位置づけの焚き火台です。
5位:DOD めちゃもえファイヤー
キャンプ界隈では有名な、DODから販売されている二次燃焼焚き火台です。
簡単な特徴は以下の通り。
- 形が長方形で薪がスッポリ入る
- 上にケトルや鍋などをガシガシ置ける
- 灰受けがトレイ状で片付けが簡単
DODのめちゃもえファイヤーは灰の片付けがとても簡単です。
このように、引き出せるので簡単に灰を捨てれます。一見、地味に見える機能ですがとても便利です。
スチールテーブルも付属していて地面への熱も防げるので、環境にも優しい二次燃焼焚き火台です。
もちろん名前の通りよく燃えてくれて、二次燃焼の性能もバッチリ。
価格もお手頃でさすがDODといった良い焚き火台です。
二次燃焼のメリットとデメリット
二次燃焼について理解できてきたところで、二次燃焼のメリットとデメリットをお伝えします。
二次燃焼のデメリット
二次燃焼のデメリットは以下の通り。
- 薪を多く消費する
- 火力の調節が難しい
薪を多く消費する
二次燃焼の焚き火台は燃焼効率が良いため、薪の消費も激しいです。
体感的には通常の焚き火台と比べて、1.5倍程度はやく消費します。
火力の調節が難しい
二次燃焼の焚き火台は、火力調節が難しいです。
二次燃焼の特性上、めっちゃ燃えるか熾火になるかの二極化になりやすく、程よい火加減が難しくなります。
なので、調理をする際は二次燃焼の焚き火台は難しく感じるかもしれません。
それでも調理ができないという訳ではなく、火から離したり近づけたりして火加減を調節できます。
ただ、若干手間になりますね。
二次燃焼のメリット
二次燃焼のメリットは以下の通り。
- 初心者でも簡単に火をつけられる
- 煙が少ない
- 二次燃焼を見てテンションが上がる
初心者でも簡単に火をつけられる
よく燃える構造になっているので、焚き火初心者でも簡単に火をつけられます。
火付けって慣れていないと、割と苦戦することも多いです。
そんでもって、火付けに失敗しまくると、だんだん萎えてきちゃいます。
煙が少ない
二次燃焼の焚き火台は、煙が少ないです。
これ目当てで買う人も多いのではないでしょうか。
僕は完全に煙が少ないのが目当てで、二次燃焼の焚き火台を買いました。
煙は目にしみたり服に臭いがつくので、そういうのを気にする方には二次燃焼の焚き火台はもってこいです。
二次燃焼を見てテンションが上がる
だいたいの方が二次燃焼を見たくて買われるのではないでしょうか。
やっぱりきれいな炎のスジ(二次燃焼)が出ると、テンションが上がります。
そして炎には癒しの効果もあるため、人を惹きつけます。「1/f揺らぎ」というものです。
「1/f揺らぎ」については、下記の記事で解説しているので、チェックしてみてください。
まとめ:二次燃焼は大人の遊び!
今回は、二次燃焼の仕組みについて紹介しました。
簡単にまとめると
二次燃焼する焚き火台おすすめ5選。
二次燃焼はほんとに楽しくて、もはや大人の遊びという感じ。
まだ経験されてない方は、是非二次燃焼の焚き火台を使用して、焚き火を楽しんでもらいたいです。
今回は以上です。それではまた!
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